抜歯するしかないと言われた方も、一度ご相談ください
末期的状態の歯周病や根尖病変の歯は抜歯するほかありません。しかし、適切な根管治療(根の治療、歯内療法とも言います)を受ければ助けられる歯が抜歯されている例が多いのも事実です。当院では根管治療にマイクロスコープを使用した丁寧な根管治療を行います。「根の治療をしたにもかかわらず腫れがひかない、痛みがとれない」、「抜歯と言われたけれど、歯を残せる可能性はないか一度見てほしい」など、お気軽にご相談ください。
歯の神経をとることのデメリット
むし歯や外傷により、歯髄(歯の神経)が露出すると神経が死んでしまうリスクが高まります。神経が死んでしまうと歯の寿命は短くなります。 以前は歯髄が露出すると神経が死んでしまうとされており、神経を取る処置(抜髄)を行うのが慣例でした。
歯髄を保存したい最も大きな理由は、神経のなくなった歯(失活歯)は歯根破折を起こしやすく、生活歯(神経の生きている歯)に比べ、寿命が短い傾向にあるからです。特に奥歯では失活歯は生活歯より7.4倍、歯を失うリスクが高くなると言われています。歯根破折を起こしやすい失活歯にできるだけしないためにも、歯の神経をできるだけ温存する治療を行うことが必要です。