五月病と口腔内の関係
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暖かい日と肌寒い日の気温の差が激しい時期ですが、みなさまは体調はいかがでしょうか。
新生活をスタートする方々にとっては、少し落ち着いてきた頃でしょうか…。
5月は、無気力・食欲不振・不眠など体の不調を訴える人が多い季節です。
ほっと一息つく頃に、溜まっていた疲れがどっと押し寄せてくることを「五月病」と表現することもあります。
今回は「五月病」と歯のトラブルの関係性についてご紹介します。
よく見られる歯についてのトラブル
歯周病
実はこの時期は「歯周病」になる人が多くなる時期です。
食欲不振になったり倦怠感におそわれたりする時期は、体の抵抗力も落ちています。
体調が優れない時は唾液の分泌も少なくなり、それに伴い歯の再石灰化や洗浄作用といった機能が低下してしまいます。
また、歯周病は細菌の感染によって引き起こされる病気ですので、からだが弱っているこの時期に感染も進みやすくなってしまうのです。
歯ぎしり
五月病による体調不良は、自律神経の乱れが関係しているといわれています。
自律神経が乱れると、私たちはストレスを感じやすくなります。
そのストレスによる症状のひとつが「歯ぎしり」です。歯ぎしりによって健康的な歯が一時的に横方向に揺らされてしまった場合、歯に負担がかかって歯にダメージを与えてしまいます。
また、ストレスで神経も過敏状態になるので、歯の痛みが生じるケースも考えられます。
そうなる前に「ナイトガード」というマウスピースの様な物を使って歯をストレスから守ってあげましょう。
クッション代わりになるので歯を守ってくれて、歯だけでなく顎への負担も軽減することが出来ます。
嚙み合わせ
人はストレスを受けると、無意識に歯を噛みしめてしまうことがあります。
そして、噛みしめや食いしばりの回数が特に多いのが、睡眠中です。
寝ている間に長時間にわたって歯に過剰な力が加わることで、嚙み合わせが悪くなる上にエナメル質は摩耗されて知覚過敏を引き起こしてしまう場合もあります。
さらに、噛み合わせが悪くなると、そのせいでストレスを招くという悪循環に陥るということもあります。
黄ばみ・汚れ付着
ストレスで唾液の分泌量が低下すると、歯の色にも悪影響を及ぼすことがあります。
唾液の力が弱まることで口腔内の洗浄作用が落ち細菌が増殖するので、歯の表面に汚れが付着しやすくなるのです。
その黄ばみが蓄積されると、歯磨きだけでは落とせない頑固な汚れが定着してしまいます。
歯が黄ばんでいるより、白い方が印象がいいですよね。
クリーニングでは改善されない歯の黄ばみはホワイトニングをして白い歯を手に入れましょう♪
健康な口内環境をつくるためのポイント
よく噛んで食べる習慣をつける
口腔内の洗浄作用に大きく影響するのは「唾液」です。
唾液が少なくなると細菌が増殖し虫歯や歯周病、歯の表面への汚れの付着等が進んでしまいます。
そこで、ものを食べる際によく噛むことで唾液の分泌を促進することができます。
ストレスが溜まると、早食いをしてしまいがちです。
忙しくても食事の時間はしっかり確保し、ゆっくりとよく噛んで食べ、口の中が乾かないよう意識しましょう。
自律神経を整える
「どうも疲れが取れない」「最近イライラする」「あまり眠れない」などからだの不調を感じたら、自律神経が乱れているというサインかもしれません。
からだを温めて新陳代謝を上げ、副交感神経が優位になる時間を作りましょう。
6月には梅雨の時期に入りますが、疲れをためない様にお休みの日にはゆっくりと休んで気持ちを切り替えていきましょう♪